人と話す

ヒトと話すのが苦手なあなたに勧める一番簡単な会話方法(1)

はじめに

家族以外とはまともに話せない。学校に友達もいない。人に話しかけられない。だから人と話すのも面倒。自由時間はずっと絵を描いたり、本を読んだりしている。あなたはそんな生活、してませんか?

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私は学生時代、そうでした。

面倒だから、人と話さなくてもいい。自分をそう納得させていました。でも寂しい

だんだんと認めざるおえなくなり、本を読み、いろいろ試してみました。

今でも自分にはコミュ力があるとは思いません。それでもだいぶ改善したと思っています。

今回はそんな私が、コミュ力0からでもできる、一番簡単な会話方法について、紹介したいと思います。

一番簡単な会話方法

テンプレをまず紹介します。

  1. あいさつ
  2. 導入
  3. 傾聴

以上です。1、2、3と順番にやってもいいですし、必要に応じて、1だけ、2だけ、2と3というのもアリです。

これから詳しく説明していきます。今回はまず、あいさつです。

あいさつ

人と関わるのが苦手な人にとっては、あいさつも辛いものです。

まずはあいさつだけ、でも全然OKです。

あいさつをして怒り出す人は変な人だけです。道端で会った全くの他人にあいさつしても、滅多なことは起こりません。

会社の受付の人、廊下ですれ違う学校の先生、教室に入ったときの同級生、飲食店に入ったときの店員さん。いつでもあいさつをする必要はないですが、あいさつを自動的にするくせをつけると、逆に意識して口ごもることがなくなります。

目礼もアリですが、声を出す方がオススメです。

目礼だと、相手と目を合わせてから、礼をします。そうしないと相手は気づきません。それに、自分は首を動かしているように思っても、ほとんど動いていなかったりします。難易度は高いです。

先生が来ていたり、朝礼がはじまっていたり、など、声を出せない場合は別ですが、声であいさつできるときは、そっちの方が相手に届きやすいです。

今まであいさつを全くしてこなかった人は、あいさつをするだけでも厳しいです。コツは練習と出会い頭、です。

はじめのうちは、あいさつをしようとしても声が出ない。やっぱり人前では緊張します。

だから、家で、鏡の前などで練習しましょう。できれば、アナウンサーの練習のように、一語一語、はっきりと発音できるようになると、よりいいです。自分の声を録音して聞いてみるのもいいでしょう。はじめは、かなりくぐもった声に聞こえるはずです。

口の中でモグモグいうあいさつも、あいさつを全くしないよりはマシ、ですが、はっきり相手に聞こえた方が印象がいいです。

それともう一つ。あいさつは、出会い頭にするのがいいです。

相手があいさつするのを待って、こちらがあいさつし返すというのは一番楽です。相手はあいさつされるのを待ってくれるでしょうから。でも、相手はあなたにあいさつしてくれないかもしれません。

あいさつが返ってこないのは相手もイヤです。人と話すのが苦手そうだなと、相手があなたのことを判断していると、あいさつしてくれないかもしれません。そんな人も、あいさつされれば、返してくれるかもしれません。

"Control yourself. Otherwise others will control you." という言葉があります。元はビジネスを念頭に置いた人生訓です。あなたが主導権を握って行動しなければ、相手任せになります。

相手はあなたのことを一番に考えてはくれません。人任せは期待できません。誰にでも声をかける、奇特な人しか声をかけてくれないかもしれません。あなたは、あなたがしたい相手に、声をかけていい。その為には、あいさつも、あなたからする方が一番やりやすいです。

相手が必ずあいさつを返すとは限りません。でも、それであなたが失うものはありません。

なぜ出会い頭なのでしょう?

それは出会い頭が自然な声のかけ方で、一番最速だからです。

これはあいさつだけに限りません。

どこかの国の大統領の暗殺未遂のビデオを見たことがあります。そのビデオでは、大統領がいる壇上に暗殺者が上がってきて、懐から銃をとり出し、大統領に突き付けました。その大統領が優秀だったのは、銃を突きつけられる瞬間、咄嗟に暗殺者の腕をつかみ、抱え込んだことです。

その大統領が驚いて、銃口で狙いをつけられるのを、ただ眺めるだけでいたら、暗殺されていたでしょう。

狙いを定められたら、もう、どうしようもないのです。相手の態度が決まる前に、どうにかすべきなのです。

出会い頭にあいさつをしないと、タイミングを自分ではかって、あいさつをしなければならなくなります。それは面倒です。なにより不自然です。結局、あいさつせずに終ります。出会い頭に反射で、あいさつをすることにしておけば、一番楽なのです。

今日はここまで

お疲れ様でした。

前半は、まずあいさつについて解説してみました。あいさつ一つでも、苦手な人にはなかなか難しいものです。少しでも参考になれば幸いです。

次回、後半では、残りの部分について解説していきます。興味を持たれた方はぜひ、またお越し下さい。

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